AVD (Android Virtual Device) の設定。
要はエミュレータを設定する作業。
エミュレータは、その API Level や端末別に登録し
デバッグ実行時に選択することができる。
登録
[ウインドウ]-[Android SDK および AVD マネージャー] より
① Virtual devices を選択して
②「新規」をクリック。
先ずは「名前」を入力。
名前は任意。
ただし、許可されている文字は
[a-zA-Z0-9] と . (ピリオド)、_ (アンダースコア)、– (ハイフン)のみ。
「ターゲット」をプルダウンメニューから選択。
「ターゲット」を選択すると、「Skin」と「ハードウェア」が自動入力される。
「SD Card」は・・・適当に。
今回は一応 2,048 MiB(=2G) にしてみた。
どこかで Xperia arc の SD カードの容量が 2G だと見たから、その通りにしてみたけど
デバッグ用には明らかに大きすぎる。
ただの洒落。
これはエミュレータ用に、仮想 SD カード(SD カードのイメージ)を作成するもの。
①「Skin」は先ほどの自動入力のままでも良いし
プルダウンメニューから選択しても良い。
②「Create AVD」をクリック。
Skin |
画面サイズ |
主な端末 |
QVGA |
240×320 |
– |
WQVGA |
240×400 |
– |
RWQVGA |
240×432 |
– |
HVGA |
320×480 |
TH-03A (HTC Magic) |
WVGA800 |
480×800 |
X06HT (HTC Desire)、Nexus One |
WVGA854 |
480×854 |
Xperia、Xperia arc |
すると元の画面に戻るので
① 左ペインで「Virtual devices」が選択されていることを確認。
② 中央ペインで、希望する「AVD Name」が選択されていることを確認。
③ 右側の「開始」をクリック。
「Launch Options」というダイアログが現れる。
これでエミュレータのサイズを指定するようだ。
私の場合は左図のような設定で、実機と同じサイズになった。
無事に Xperia arc エミュレータが起動。
今回は、せっかく購入した Xperia arc のデバッグ用に
端末指定の AVD 登録を行ったが、
先ほどの「Skin」のところで一般的な解像度を設定すれば
左図のようなエミュレータが起動する。
また、ターゲットを API Level で指定すれば
OS 画面も左図のように一般的な内容になる。
設定ファイル
このようにして AVD を登録したが
その設定ファイルは、以下のディレクトリに格納されている。
C:\Documents and Settings\ユーザ名\.android\avd
マネージャの画面に「修正」ボタンがないので
変更するのに、上記ディレクトリ内の .ini ファイルをいじりたいけど
怖くて・・・まだいじってない・・・。
Windows 7 の場合は、以下のディレクトリらしい。
C:\Users\ユーザ名\.android\avd